今日のワールドビジネスサテライトでiPodのボディを磨いている職人達の会社が紹介された。
出てきた社長が"職人!!"って感じの人でした(^^)
その地域は金属加工で有名なのだそうで、PalmVの金属ボディや、PowerBookG4(チタニウム)の絞り加工などもやっていたとのこと。
今は大人気のiPodの磨き上げってことで。
作業場は丸砥の前に一人ずつ座り、一個ずつそれこそ職人技で磨き上げているのであった。
さすが。
彼らもまた最先端の技術者なのだよなぁ。
今度マグネシウム加工(プレス等)を進めて行くということで、マグネシウムの磨き上げの試験依頼をされたのだけど、まず社長が自ら磨いてみるってのがいい。
バブル以降モノ作りの偉さって今ひとつ認められていない感じもするんだけど、まだまだ捨てたもんじゃない。
手を汚し油まみれになってする仕事って尊いんだよ。
それが判る大人も子供も減っちゃったのが残念だけどね。
そうなのですよね。
実は私も「IT」な感じの企業のサラリーマンですが、現場でやってることは、一種の職人技。
φ300mmの削り出しセラミックスとSUSの合わせ面を、極細目の砥石とアルコールと、最後は素手で
サブミクロン以下に合わせて込んでます。
コンスタントに要求値へ入るまで、3年はかかったな・・・。
そうして調整した装置で、
最先端の半導体は作られているのでした。
さてさて、そんな私でも
チタンの絞り、マグネのプレスなんて想像するだけで壮絶な世界・・。
リスペクトしなくちゃ、ねぇ。
技術畑って毛色は違うけどどこも大体似たようなもんだよねぇ(^^;;
最先端技術!!って言っておきながら人の手に勝るモノはないって感じで。
いろんな道具を活用しても、それは結局手の先にあるもんだって認識してないとね。
マグネシウムのプレスは番組内ではアタッシュケースとか作っていましたが、その軽量性、リサイクル性を活かして自動車関係に乗り込みたいって事らしいです。
Posted by: irikura : 2005.02.23 13:46業務系プログラミングは最早人間を部品として管理する時代。
然り乍ら、我が制御系は未だに職人芸の世界。
できの悪い弟子の尻を叩きながら永年鍛えた勘と技で、
今日も光の波長より小さいゴミを如何に見せるか頑張ってます。
#大袈裟。
ご無沙汰です。
この会社かな。東陽理化学研究所。
http://www.toyorikagaku.com/index.html
トップページはフラッシュで鬱陶しいけど(笑)、ここらへんにPalmの写真(らしきもの)があります。
http://www.toyorikagaku.com/technical/index.html
ちょっと前の日経に載ってて(iPodの裏面を作ってるという記事)、ウチでもネタにしました。
http://www.ne.jp/asahi/masa/training/hi200502.html#20050203
『技術で生きる』って社是がカッコいいすね。
Posted by: マサ村上 : 2005.02.25 15:29モノに近けりゃ近いほど職人技って事かなぁ。>ハード/ソフトによらず
あ。どもですー>マサさん
そーですね>東陽理化学研究所
PalmVのボディやPBG4のチタニウムが日本製なのは知ってたのですが、まさかiPodの磨きまでとは思ってませんでしたねぇ。
いいですねぇ(にやり)>技術で生きる
Posted by: irikura : 2005.02.25 15:42