本当なら私がR32を購入していたはずの元フォルクスワーゲン八王子、今はダイハツ四谷店の営業さんのところに遊びに行く。
親会社側(ダイハツ)の方針転換で、VWのディーラーから元のダイハツの販売店に戻ったのだ。
親しくしていた営業のお兄さんと、サービスの工場長は両方とも変わらずに残っていた。
R32の購入前に知り合いを紹介して貰ったり、"買ったらぜひ乗せて下さいね"って約束もしてあったので乗り付けてあげました。(^^)
車を眺めて暫く話をした後に、"乗ります?"、"いいの?"、"今日はそのために来たんですから(笑)"とゆー会話の後にキーを渡す。
実はこの人、若い頃はジムカーナとかばりばりやっててかなりな車好き。
VWのディーラーになって暫くしてからメンテに持ち込んだ時に、作業自体は1時間かからずに終わったのに、その営業さんと3時間近く話し込んでいたり。
こっちもこだわりのある車好きだって判って貰ってるから試乗車の新しいのが入ったら声がかかったり、AudiのTTのエンジン音聴かせてくれたりと、まぁ単に店員と客って以上のつきあいをしていたのだ。
その私がようやく車を買い換えるって矢先にVWの営業を終了してしまって、ひたすら残念な思いをしていたのはこちらだけでは無いはず。
まぁ前置きはいいや。さすがにいきなり乗る車なので、アクセルのふかし方、クラッチの繋ぎ方とかとまどってたみたいだけど、暫くして、"ちょっといい?"と運転席側の窓を開ける。
発進でそこそこの回転数まで引っぱって、車外からの音を聞く。
"うーん。この音はやっぱり排気量のある車じゃないと出ないよねぇ"
"あー、街乗りでも全然問題ないじゃん。VWのディーラー続けてたら営業車にしても良かったな"
"トルクの固まりだねぇ"
と感想を漏らしながらきびきび走ってゆく。
今は殆どMTに乗ってないとは言えやはり結構うまい。
感想を漏らすごと、コーナーを曲がるごとに出る笑顔。
うんうん。俺が見たかったのはこれよ。
大人の男は、大体自分の中に"ガキ"な部分を持ってるのよ。その顔ね。
戻ってから暫く話して、"また来ます"と店を後にしたのだけど、
自分で運転してなくても十分堪能したひとときだったのでした。